春琴抄から谷崎润一郎の美意识を鉴赏し分析する

春琴抄から谷崎潤一郎の美意識を鑑賞し分析する０８級日本語2班羅慧20087270摘要春琴抄は日本の有名な作家、谷崎潤一郎の著書である。論文では、この作品の粗筋を述べて、作者の耽美主義と唯美主義の傾向を探究して、小説中での尋常でない美しさを発見して、特別の趣を皆にはっきり示す。キーワード：春琴抄；耽美主義；三味線；失明作品の主な登場人物は春琴と佐助です。それで、春琴と佐助の人物形象を説明します。春琴は眼病を患って，九歳の時に失明したが、両親の寵愛を一身に集めていた，音曲の才に恵まれ端麗な美人。彼女は佐助以外の誰もがみのまわりの世話をすることを喜ばなかった。琴も三味線も大阪第一流の名手になっていたが、その傲慢さと稽古の凄まじさのため、弟子の数も少く、中には撥で眉間を破られる者もあった。ある日、忍び込んだ何者かによって煮え湯を浴びせあれ、顔に火傷を負ったが、針で自分の眼をつぶした佐助の自分に対する愛情を知った。５８歳で病気によって亡くなった。佐助はもともとは音曲の稽古に通う春琴の手引きを日課としていて彼女の美しさ、音曲の才能を崇拝する忠実な下僕があった。のちになって、春琴の直接指導を受けることになった。傲慢な叱声を浴びても一言も逆らわず深く春琴のことを慕い続ける。春琴が遭難した後、この傷跡を佐助だけには見られたくないと春琴の言葉を聞いて自ら目をつぶして、春琴と同じ世界に生きようと思った。春琴の死後、２１年間独身のまま８３歳で亡くなった。作品の粗筋：大阪道修町の薬問屋に生まれた鵙や春琴は何不自由なく育ったが、九歳の時失明した。それからは琴と三弦の道に励んで技と芸を磨いた．彼女より四つ年上で十三の時から奉上に上っていた佐助は、師匠の春松検校のもとに通う際の手引き役を献身的に勤めた。検校の家で春琴を待つ間、春琴の習っている音曲を覚え、小遣いを貯めて古い三味線を買い、仲間が寝静まった後で独り稽古を始めた。その熱意が認められ、春琴から三味線を教わることになった。春琴はやがて佐助と瓜二つの子をお産だが、佐助との関係を両親には強く否定する。間もなくその子は他所へ貰い子に出された。夫婦は、春琴の当たり前の結婚は難しいと知って、気心の知れた佐助を春琴も婿にしようと思った。佐助は春琴の弟子·使用人·恋人となり，春琴にすべでに仕える。ところが、春琴はある夜、何者かに熱湯を浴びせられ、顔にやけどを負う。傷心の春琴を思う佐助は、彼女の面影を脳裏に永遠に保有するため自分の眼を針で突き、自ら盲目の世界に入る。盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて作者独自の女性崇拝·嗜虐の世界を完成し、谷崎文学の頂点をなす作品。また句読点や改行を省略したところもこの小説の魅力であると言われる。耽美主義は唯美主義、審美主義とも呼ばれる。道徳功利性を発して美の享受と形成に最高の価値を置く西欧の文芸思潮。１９世紀後半、フランス、イギリスを中心に起こった。「美」のみ最高の理想とし、美の実現を人生の至上の目的とする。「美」を「真」、「善」の上に置き、時には悪にも「美」を認めて既成道徳を無視し、反俗的態度に終始した。その反社会的思潮から悪魔主義などと括られることもあるが、耽美主義自体は悪魔主義や退廃芸術とは必ずしも一致しない。日本の知識人にも影響を与え、谷崎潤一郎は代表格である。明治の末に従来の自然主義の反動として起こった感情開放の文芸。作者潤一郎は、１９３３年、春琴抄を中央公論に発表した。春琴抄は作者の代表作の一部である。１９２３年、執筆中の箱根で、潤一郎は関東大震災にあう。交通途絶のため、やむなく関西へ単身避難した。やがて妻子とともに再び西下した潤一郎は、二か月の京都仮寓の後、東京の復興の様子に失望する一方、気候温暖な阪神間の風土に魅せられて、以後関西に定住することになる。それは、潤一郎の文学性や美意識の変容を迫る一転換であった。春琴抄は十分に作者の美意識を表しました、それて、読む足ることがある。資料来源：世界図書出版公司の日本近現代文学作品導讀「明治以来の不朽の名作」劉徳慧孫立成編著；インタネットで。