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その昔、おふさ観音の地元では、夏に厄払いのお参りをするという風習がありました。冷蔵庫やエアコンのなかった当時は、夏になると食あたりを起こしたり、暑さで体力が落ちて病気になったりすることが多かったようです。おふさ観音は、もともと身体の健康を授けるお寺ですから、無事に夏を乗り切れるようにと厄払いをされたのでした。その流れから今日も、毎年、夏になると多くの方がご祈祷やお参りに来られます。そこで、せっかくだから皆様に夏を心地良く感じていただける方法はないかと考え、夏の風物詩である風鈴に思い至りました。風鈴の起源は「風鐸」といって、古代中国で、寺の軒先に吊り下げた小さい鐘のようなものです。風に揺られて鳴る音で、魔除けになるとされました。これが日本に仏教伝来と共に伝わり、平安貴族たちが自分の家に吊ったのが風鈴の始まりだそうです。このような言われからも、風鈴はお寺の行事にふさわしいものだと考え、境内いっぱいに風鈴を吊り下げたのが「風鈴まつり」の始まりです。
本文标题:日本风铃祭
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