孔雀-芥川龙之介

孔雀芥川龍之介発表者：許俊卿PART01PART02PART03作者の紹介作品の紹介作品の分析芥川龍之介明治25年－昭和2年中学成績優秀者として無試験で高校に入学。1910年（明治43年）1913年（大正2年）東京帝国大学文科大学英文学科へ進学。1914年高校同期の菊池寛・久米正雄と共に同人誌『新思潮』を刊行。処女小説「老年」を発表。作家活動の始まりとされた。芥川龍之介明治25年－昭和2年1915年「羅生門」を発表。夏目漱石門下に入った。1917年教職を辞め、大阪毎日新聞社に入社。創作に専念。1921年中国を訪れ、胡適に会った。旅行後、心身衰え始め、神経衰弱、腸カタルなどを病んだ。1927年（昭和2年）致死量の睡眠薬を飲んで自殺。1935年菊池寛が芥川の名を冠した新人文学賞「芥川龍之介賞」を設けた。作品特徴と変遷初期説話文学を典拠とした「羅生門」「鼻」「芋粥」など歴史物、加えてキリシタン物が有名である。歴史物では、人間の内面、特にエゴイズムを描き出したものが多い。芸術至上主義的な面が全面に出た「地獄変」などを書き、長編「邪宗門」に挑んでいた。中期自殺を考えていたのか、自分のこれまでの人生を見直したり、生死に関する作品が多く見られる。初期より晩年の方を高く評価する見解も示されている。晩年の代表作「河童」は、河童の世界を描くことで人間社会を痛烈に批判しており、当時の人々に問題を提起した。晩年作品の紹介１２３あらすじ社会背景登場人物孔雀芥川龍之介あらすじある鴉は孔雀の羽根を見つけて、自分の黒い羽根の間に飾った。そして、その鴉はとても自慢で、諸鳥を卑しめた。それで、諸鳥は不満になってきた。「孔雀ではなくて、なぜわれらを卑しめたぞ」という文句を言った後、鴉の羽根を抜いて、足を折った。最後に、鴉は死んでしまった。その後、まことの孔雀が来たとき、諸鳥は偽者の鴉だと思って、孔雀を殺した。しかし、「もしまことの孔雀に会うなら、礼儀を尽くそう」という声がでてきたが、「さてもこの世の中で偽者はかなり多い」と信じている。鴉は孔雀の羽根を自分の黒い羽根の間に飾った。その美しさで、森林の大統領に当選した。祝宴で、うれしさのあまり、羽根は落としてしまった。森の鳥は怒って、その詐欺師を殺した。まことの孔雀が来たとき、みんなが詐欺師だと思って、一斉にこの孔雀を殺した。伊曾保の物語別称：イソップ寓話集寓話というのは登場させた動物の対話・行動などに例を借り、深刻な内容を持つ処世訓を印象深く大衆に訴える目的の話である。代表作品：ウサギと亀・鴉ときつね・金の斧など1593年、日本に伝われた。世界中人気のある寓話集だ。登場人物鴉全身が黒い。自慢でほかの鳥を卑しめる。孔雀の羽根を見つけて、自分を飾る。諸鳥にひけらかすのは好きだ。登場人物孔雀羽根が多彩で美しい。何も知っていなくて、諸鳥に殺された。登場人物諸鳥盲目的だ。何も問わずに孔雀を偽者として殺した。1892年誕生1914年「老年」「バルタザアル」「羅生門」1915年「鼻」1916年1918年「蜘蛛の糸」「地獄変」1924年「一塊の土」共産党解体1927年自殺「河童」「歯車」初期中期晩期1923年「白樺」廃刊関東大震災共産党検挙第一次世界大戦終わる作品の分析当時の社会環境を考えると、諸鳥→民衆、孔雀→才能のある人たち、鴉→ほかの人をまねる不才な人、象徴する。鴉のような人が一時何か大きな成果を取ったので、ほかの民衆は彼を高く評価して、崇拝した。しばらく、彼は才能がなくて、自慢な人だという真実はあらわになったあと、民衆がすぐに彼を批判して、悪いことばかりを言うことになる。その後、本当に才能のある人が来ると、民衆は絶対に偽者だと思って、批判ばかりしている。作品の分析「下心。－天下の諸人は阿呆ばかりぢや。才も不才もわかることではござらぬ。」この文は鴉のような才能のない人と孔雀のような才能のある人と分けることができない民衆は阿呆だという意味を伝えると思う。私も賛成だ。実は、民衆の盲目は社会を悪化する原因の一つだ。是非をよく分けて、いろいろな社会問題は避ける。しかし、はっきり分けられないのは民衆ばかりのせいではなくて、鴉も罪を持っていると思う。もし鴉のような人がなければ、民衆は分ける必要もなくなる。だから、その文章は盲目な民衆を批判する同時に、鴉のような才能のあることを装う人も批判していると思う。ご清聴ありがとうございました！THEEND