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Management&TechnologyforCreativeKyoto12設備貸与制度お客様の 声地産地消で地域に貢献し有機商品の発信拠点に●事業内容について当社は米菓(せんべい)の製造・販売を行っています。昭和27年に、現会長である私の父が兵庫県姫路市で創業しました。本社は姫路市で、加西市に工場があります。姫路市はかつて「播州かりんとう」の一大生産地でした。当社も創業時は揚げかりんとうやスナック菓子を製造していました。しかし、これからは本物志向の時代が来ると読んだ父は、新たな展開としてせんべいに着目。本格的なせんべいを製造するために、草加せんべいの本場である埼玉県草加市から技術者を招き、新たに設備投資をして昭和35年に米菓製造に事業転換しました。昭和36年には、玄米100%の原料からなる有機商品「玄米このは」せんべいを発売しました。これは今で言うマクロビオティック(正食)商品です。胃腸が弱かった父は、玄米食によって体質を改善し、その大きな効果を実感していました。しかし玄米は食べにくいため、もっと食べやすくできないかと研究した結果、玄米100%のせんべいを開発したのです。この商品は現在でも当社の主力商品のひとつです。平成19年には、「玄米セラピー」を発売。「玄米このは」よりさらに薄く小さくして、食べやすくしました。玄米食代わりのシリアルとして、若い女性を中心に支持されています。また、当社の工場はオーガニック製品認証機関である、日本のJAS有機認証、EUのエコサート及び米国のNOPのトリプル認証を取得しており、有機商品製造者として国際レベルでの信頼を得ています。●綾部への出店について今年7月、当社は京都府綾部市に「お米菓子・いっぷく半月庵」という直営店をオープンしました。当店は、姫路市、加西市に次ぐ3店目の直営店です。店舗となった町家は、老朽化のため取り壊される予定でした。しかし、町家の保存のため綾部商工会議所が借り上げて改修し、その後3年間NPOによって運営されていました。妻が綾部市出身ということもあり、我々は以前からこの町家を見て気に入っていました。そして昨年になって、当時、同商工会議所の副会頭をされていた知人から当店舗への出店依頼が来たのです。町家でありながら駐車場スペースがあること、もともとは江戸時代の醤油屋であり醤油を扱うせんべいメーカーとして縁を感じたこと、周囲の風景の素晴らしさなどが決め手となり、当店舗への出店を決めました。せんべいはうるち米を原料とすることから、店作りのテーマは「米」です。例えば、店内の曲線を描く陳列棚は棚田をモチーフにしています。店内では手焼き工房を設け、お客様に自分でせんべいを焼いて食べていただくこともできます。●地元の素材にこだわる今回、財団の割賦販売制度で導入した設備はどら焼き製造の機械です。当店は上述の玄米せんべいをはじめ保存料を使わない数十種類のせんべいを揃えていますが、私は半生製品などより多くのバリエーションが必要と考えていました。また、お客様からも甘いものが食べたいという要望がありました。そこでどら焼きの製造販売を行うことにしたのです。小麦粉ではなく、せんべい店らしく米粉を使ったどら焼きはもっちりとした食感が人気です。さらに小豆は丹波の大納言を使い、綾部産の玉露を挽いて生地に練りこむなど、地元の素材にこだわっています。また、店舗内装等も同様で、イスは福知山の若い工芸作家の作品を、コーヒーカップは丹波焼きを、ガラスのコップは綾部の作家の作品を使用しています。地産地消で地域に貢献し、店も商品もできるだけ地元の方の手を借りて創りあげたいという思いがあるからです。●今後の展開当社にとって、姫路とは異なる文化圏で商売を行うのはこれが初めてです。この丹波の地で育まれたすばらしい食材を使って、この地ならではというお菓子づくりを提案していきたいと思っています。そして、この店がますます地元の皆様に愛されるスローでほっといっぷくできる癒しの空間になれば嬉しいです。【お申し込み・お問い合せ先】(財)京都産業21事業推進部設備導入支援グループTEL:075-315-8591FAX:075-323-5211E-mail:setubi@ki21.jp▲築約150年の町家を改装した店舗外観 綾部店:お米菓子・いっぷく半月庵丹の国店合名会社アリモト代表社員 有元年信氏綾部店●京都府綾部市本町2丁目19TEL●0773-43-3323本 社●兵庫県姫路市花田町小川912工 場●兵庫県加西市常吉町字東畑647-9TEL●0790-47-2220FAX●0790-47-2221業 種●米菓製造・販売業13Management&TechnologyforCreativeKyotoナカガワ胡粉絵具株式会社のルーツ 日本の伝統的絵画である「日本画」は、源氏物語絵巻に端を発し、その時代毎に新しい材料を吸収して今日に至っています。ナカガワ胡粉絵具株式会社は日本画用絵具を製造し、製品は国内シェアの80%を占めています。 当社の誕生は、明治26年に水車による胡粉製造を私の曾祖父である中川荘吉が創めたところにあります。 装飾・塗装用などに用いる真鍮の粉末である金粉や画料・塗料などに用いるいたぼがきの蠣殻から作られる白色粉末である「胡粉製造」が京都府宇治市菟道(同社本社)に立地したのは、当時、都であった京都に隣接していたことが大きな理由です。その他、原料が大阪から淀川・宇治川とさかのぼり莵道丸山の浜で陸揚げすることができる水運の便があったことや莵道の谷筋が水車を架設するのに適していたこと等があり、胡粉製造のような水車工業を大きく発達させました。技術の昇華で世界に誇れる粉体分級技術を確立 胡粉の販売は、絵具屋や砥の粉屋の他に三月人形、京人形等の人形屋、玩具屋(主に張り子や土人形の製作)、具引き紙、半紙等の製紙関係、豆類等の食品関係、他に漢方薬である牡蠣末として薬品関係でも取り扱われ、世間に広く利用されていました。更に京都で興ったマネキン製造業においては、胡粉を膠(にかわ)で塗り重ねる事によってマネキン人形独特の輝きを出していました。また、京都の豆菓子業者が内国勧業博覧会に出展した胡粉と布海苔で化粧された「塩豆」が賞に輝きましたが、今もこの塩豆が食されている事は、興味深いことです。また、竹内栖鳳、上村松園初め京都画壇の天才の手によって胡粉が最高の状態で描かれ、傑作を生み出した事実は誇らしいことです。 現在、日本画材料(岩絵具等)が販売されている画材店の店頭には、1000色を超える岩絵具が試薬瓶に入って並んでいます。粉の粗さによって色の濃淡が生じるわけですが、その正確な粉の粗さ(分級)の精度は当社が世界に誇れる粉体分級技術です。絵具粉体を分級する粉体技術の確立は、粉体工学の大家である故井伊谷鋼一先生との出会いが重要であり、以来当社の粉砕技術と分級技術は大きく進歩していきました。時代に合わせた販売戦略でブランド「鳳凰」を生む 昭和50年代に入り、それまで東京、京都の日本画材料専門店を通じての専門家への販売が中心でしたが、その販売方法は専門画材店に並んだ試薬瓶に入っている絵具を両目単位、15g単位で量り売りをするという方法でした。また、この頃から各地の絵画教室や通信教育の趣味の講座も盛んになってきて、一般のユーザも徐々に増えてきました。この時期に、岩絵具の普及と日本画の発展を願って、これまでの専門画材店に卸し量り売りで販売するという方法から、油絵具の小分けしたチューブ入り絵具の販売と同じように小瓶詰めにして最終消費者に渡る販売方法も取り入れました。また、販売対象も日本画材料専門店だけでなく地方の有力絵画材料店へ問屋を通じて販売し、この全国展開に合わせてブランドの確立を図り、宇治平等院にちなんで「鳳凰」と命名しました。 当初は日本画材料専門店からは大変な不評であり、不平不満を頂いたようですが、岩絵具の普及と日本画の発展が業界を大きく伸ばすという信念の元に販売を推進しました。当初は72色セット各色5段階の色調で5本組であり、1800本の岩絵具の小瓶を陳列台に入れ店に置いていただくという方法で展開していき、一都道府県、一店舗を目標に展開をいたしました。ここ10年余りは経済不況で画材業界は縮小しているようですが、岩絵具の普及と近代日本画の発展には充分寄与できたとものと自負しています。今回は、環境破壊ガスにも耐える日本画用の無鉛岩絵具の開発製造を手がけられているナカガワ胡粉絵具株式会社の中川晴雄代表取締役社長にお話を伺いました。伝統と創生を見事に結びつけ新たな価値を付加するナカガワ胡粉絵具株式会社ナカガワ胡粉絵具株式会社代表取締役社長 中川晴雄氏1000色を超える絵具Management&TechnologyforCreativeKyoto14京都発!我が社の強み【お問い合せ先】京都府中小企業技術センター基盤技術課材料・機能評価担当TEL:075-315-8633FAX:075-315-9497E-mail:kiban@mtc.pref.kyoto.lg.jpDATAナカガワ胡粉絵具株式会社代表取締役社長 中川晴雄氏所在地 〒611-0021京都府宇治市宇治乙方68工場 〒611-0013京都府宇治市菟道池山24創業 明治30年資本金 12,000千円従業員 25名(パート含む)事業内容 胡粉、絵具製造業TEL 0774-23-2266FAX 0774-20-4666環境破壊物質が日本画を冒す 日本画は昔から、温泉場には持って行くなと言われてきました。それは、日本画が絹や紙の上に膠を使って描かれているからです。基底材の上に有色鉱物から取り出した色材の粉末、または新岩絵具の有鉛絵具が温泉ガス、硫黄の含まれたガスによって化学反応を起こすからです。 日本は高度成長期に大きな公害問題を引き起こし、大気の汚染が重大問題になりましたが、それを乗り越えてきました。現在では工場排煙の煤煙防止装置の設置基準は世界でも最高の水準にあります。しかしながら、80年代頃から日本の住宅事情としては高密閉型の住宅が増えてきており、そしてあらゆる物に多くの化学物質が使用されるようになりました。すなわち環境破壊物質の氾濫です。中でも、硫化水素ガス、亜硫酸ガス、窒素酸化物等の環境汚染物質が、微量ですが生活空間に充満してきたことです。 特に顔料がむき出しになっている微粉末絵具で描かれた日本画がその影響をいち早く受けました。そして密閉型の空間で湿度が影響すると絵画は更に汚染変質されます。新しい絵画用絵具の開発 この問題の解決の為に、私がセンター(当時は京都府中小企業総合センター)を訪ね、変質原因の分析を依頼したことが、「無鉛絵具」誕生のきっかけです。当初、センターでは酒井硝子株式会社(発明者 森秀次氏)と共同で耐酸フリットを完成させていました。この耐酸フリットを利用して環境破壊ガスに耐える岩絵具の開発を進めていきました。そこではセンターの研究生となり、センターの矢野秀樹氏及び京都府の特別技術指導員の山本徳治先生(工学博士)の指導・助言も得て研究開発を進めていきましたが、高鉛の耐酸フリットであったため、硫化水素ガスと遭遇すると、絵具は現用のものと比較すると極めて徐々にではありますが、汚染ガスと反応し変質していきました。 他方、鉛は世界的な有害化学物質の規制品目にも指定されていて、早急な鉛フリーの絵具の開発が必要となってまいりました。無鉛岩絵具の開発において、その際に用いる無鉛フリットの開発を京都府、酒井硝子、当社の三者が共同で行いました。この研究成果は、既に京都府、酒井硝子株式会社との特許となっています。ここに至るまで、矢野氏及び酒井硝子の森氏の努力、特別技術指導員の山本先生、大田陸夫(京都工繊大名誉教授)先生、若松盈(同、故人)先生、間宮弁理士の有効なアドバイスが成功の大きな要因と考えます。 試作された無鉛岩絵具の性能は、電子部品の耐ガス評価に使用される腐食
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