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平成19年度農業生物資源ジーンバンク事業実績報告書平成20年10月独立行政法人農業生物資源研究所平成19年度農業生物資源ジーンバンク事業実績報告書とりまとめ事務局河瀨眞琴堅持文一西川智太郎長村吉晃佐藤豊三富岡啓介峰澤満染谷栄次竹谷勝佐藤智之まえがきわが国の農林水産業・食品産業のさらなる発展を図るためには、基盤となる生物遺伝資源を確保し,これを利用して新品種の育成やバイオテクノロジー等先端技術の開発に取り組んでいくことがますます重要となっている。平成5年の「生物の多様性に関する条約(CBD)」の発効後、生物遺伝資源を巡る国際的な潮流は、「人類共通の財産」から「原産国の主権的権利」を大きく認める考え方に変化し、生物遺伝資源の探索収集には二国間での合意が必要となった。さらに、一部の植物遺伝資源については,2004年6月に「食料農業植物遺伝資源に関する国際条約(ITPGR)」が発効し,この新しい枠組みの中で植物遺伝資源へのアクセスの促進とそれに伴う公正かつ衡平な利益配分が求められることとなった。わが国は、未だITPGRへ加盟していないが、植物遺伝資源を含む生物遺伝資源のアクセスと利益配分について,CBDやITPGRのほか,国際知的所有権機関等の論議に参加してきている。平成13年に閣議決定された第2期科学技術基本計画において、生物遺伝資源を含む知的基盤の重要性が強調され、同時に科学技術・学術審議会答申「知的基盤整備計画」(平成13年8月)において、「国が重点的かつ主体的に整備すべきバイオリソースについては、2010年(平成22年)時点で世界最高水準の目標を達成」することが提示された。第3期科学技術基本計画「第3章科学技術システム改革,3.科学技術振興のための基盤の強化」の中では、生物遺伝資源等の研究用材料については質的観点を指標とした整備が謳われている。また、国際的連携についても、品種の均一化、熱帯林の減少等により、貴重な生物遺伝資源が急速に滅失してしまう恐れがある国々、特にアジア各国との連携による生物遺伝資源整備に積極的に参加していくとしている。以上のような動向の中、平成13年に農業生物資源研究所は独立行政法人となり、中期目標と中期計画に基づき、農業生物資源ジーンバンク事業として新たなスタートを切った。独法後5年間の第1期中期計画期間において、農業生物資源研究所をセンターバンクとし,農業・食品産業技術研究機構をはじめとする関係機関をサブバンクとする事業推進体制の下、有用な生物遺伝資源の発掘,評価,コアコレクションの作成,情報の高度化等において事業の充実を図ってきた。さらに、平成18~22年度の第2期中期計画期間においても,本事業の一層の展開と効率化が図るべく、関係者一丸となって事業推進を行っている。本報告書は、農業生物資源ジーンバンク事業の植物、微生物、動物、DNAの各部門について、平成19年度事業の概要をとりまとめたものである。今後の生物遺伝資源に係る試験研究、技術指導及び事業の円滑な推進等に役立てていただければ幸いである。平成20年10月独立行政法人農業生物資源研究所ジーンバンク長河瀨眞琴目次Ⅰ.事業の実施体制および評価-------------------11)事業実施体制-------------------22)平成19年度農業生物資源ジーンバンク事業連絡協議会-----------33)平成19年度農業生物資源ジーンバンク事業評価委員会-----------5Ⅱ.各部門の実績-------------------71.植物遺伝資源部門-------------------71)植物遺伝資源の探索収集実績-------------------82)植物遺伝資源の隔離無毒化実績-------------------93)植物遺伝資源の特性評価実績-------------------104)植物遺伝資源の育種素材化実績-------------------135)植物遺伝資源のコアコレクション作成に係る実績-------------------156)植物遺伝資源の保存実績-------------------167)植物遺伝資源の超低温保存に関する基礎及び実用化試験-----------188)植物遺伝資源の種子再増殖実績-------------------192.微生物遺伝資源部門-------------------201)微生物遺伝資源の収集受入実績-------------------212)微生物遺伝資源の特性評価実績-------------------243)微生物遺伝資源の保存実績-------------------273.動物遺伝資源部門-------------------281)動物遺伝資源の収集受入実績-------------------292)動物遺伝資源の特性評価実績-------------------303)動物遺伝資源の保存実績-------------------324.DNA部門-------------------361)イネDNAの受入・保存実績-------------------372)ブタDNAの受入・保存実績-------------------373)カイコDNAの受入・保存実績-------------------375.生物遺伝資源とその情報の管理提供-------------------381)生物遺伝資源の管理提供に係る実績-------------------412)生物遺伝資源情報の管理提供に係る実績-------------------50Ⅲ.参考資料-------------------671)農業生物資源研究所ジーンバンク事業実施規程-------------------682)農業生物資源研究所ジーンバンク事業連絡協議会設置規則---------693)農業生物資源研究所ジーンバンク事業評価委員会設置規則---------704)農業生物資源研究所生物遺伝資源管理規程-------------------715)植物遺伝資源配布規則-------------------776)微生物遺伝資源配布規則-------------------817)動物遺伝資源配布規則-------------------848)DNA等配布規則-------------------88Ⅰ.事業の実施体制および評価1)事業実施体制(独)農業生物資源研究所をセンターバンクとする当事業は、下図にある専門部署サブバンクと一体一丸となって推進されている。(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所(独)農業環境技術研究所(独)家畜改良センター 探索収集 特性評価 保存・管理 増殖連絡協議会 (事業計画の策定) 座長 ジーンバンク長[センターバンク]植物部門微生物部門動物部門DNA部門(独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 作物研究所 果樹研究所 花き研究所 野菜茶業研究所 畜産草地研究所 北海道農業研究センター 東北農業研究センター 近畿中国四国農業研究センター 九州沖縄農業研究センター(独)国際農林水産業研究センター(独)種苗管理センター(独)家畜改良センター(独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 果樹研究所 花き研究所 野菜茶業研究所 畜産草地研究所 動物衛生研究所 食品総合研究所 九州沖縄農業研究センタ(独)農業環境技術研究所(独)国際農林水産業研究センター(独)農業生物資源研究所 ジーンバンク総合調整探索収集・無毒化特性評価育種素材化保存・管理増殖資源情報管理配布総合調整探索収集特性評価保存・管理増殖資源情報管理配布 探索収集 特性評価 保存・管理 増殖総合調整探索収集特性評価保存・管理増殖資源情報管理配布保存・管理増殖資源情報管理配布 探索収集・無毒化 特性評価 育種素材化 保存・管理 増殖 評価委員会 (事業実績・計画の評価)[サブバンク][サブバンク][サブバンク]2)平成19年度農業生物資源ジーンバンク事業連絡協議会1.日時平成20年2月28日13:30~17:002.場所農業生物資源研究所第2本館3階大会議室3.出席者(連絡協議会構成員)農林水産技術会議事務局先端産業技術研究課課長補佐宇井伸一研究調整専門官枝川真一遺伝資源係長淺野孝浩サブバンク事業実施機関(独)農業・食品産業技術総合研究機構研究管理役樫村芳記(代理進藤久美子)中央農業総合研究センター昆虫等媒介病害研究チーム田中穣病害虫検出同定法研究チーム水久保隆之作物研究所大豆育種研究チーム羽鹿牧太めん用小麦研究チーム乙部千雅子食用サツマイモサブチーム長熊谷亨機能性利用研究チーム勝田真澄果樹研究所研究支援センター遺伝資源室長池谷祐幸野菜茶業研究所野菜育種研究チーム長坂田好輝畜産草地研究所家畜育種増殖研究チーム長韮澤圭二郎草地研究支援センター飼料作物遺伝資源室長水野和彦動物衛生研究所知的基盤管理室木嶋眞人(独)農業環境技術研究所研究生物生態機能研究領域長對馬誠也(代理小板橋基夫)(独)国際農林水産業研究センター生物資源部長神代隆(独)種苗管理センター業務調整部長角田伸二(独)家畜改良センター改良部長岡部昌博(代理稲生哲)センターバンク[(独)農業生物資源研究所]ジーンバンク長河瀬眞琴事務局白田和人ダンカン・ヴォーン佐藤豊三峰澤満竹谷勝小瀬川英一長村吉晃堅持文一田中啓介4.議事(1)開会(2)挨拶(河瀨ジーンバンク長)(3)生物遺伝資源を巡る動向について(淺野係長)国内動向として、第3次生物多様性国家戦略、農林水産省生物多様性戦略、総科基本政策推進専門調査会ライフサイエンスPT、知的財産推進計画2007及び農林水産省知的財産戦略等について、国際動向においては、生物多様性条約(CBD)、食料農業植物遺伝資源条約(ITPGR)及び食料及び農業のための動物遺伝資源に関する国際技術会合等に係る動向について報告があった。(4)議事1)事業実績及び事業計画について植物部門、微生物部門、動物部門、共通部門(情報・遺伝資源の管理提供及びDNA部門ごとに平成19年度事業実績及び平成20年度事業計画(案)について説明ののち、質疑応答及び意見交換を経て、事業実績及び事業計画(案)は了承された。2)主な質疑応答○コレクションのアクティブ化についてのサブバンクへの協力依頼技術会議事務局から、コレクションのアクティブ化を早急に進めるべきとの指摘を受けており、配布条件を設定して原則アクティブ化する方針である。部門間で事情が異なるが、それぞれアクティブ化に向けて取り組むようサブバンクへ協力を依頼した。○委託契約についてのサブバンクからの要望ジーンバンク事業の長期に継続しておこなうものであるにも係わらず委託契約は、単年度契約となっているが、予算の執行をスムースにするには複数年契約が望ましく、また単年度契約であっても、4月のはじめから予算を執行できるよう早期に契約を締結してほしい、また、委託経費の使用にあたっては制約を外してほしい旨要望あり。これに対し、複数年契約の実現は難しいが、契約締結日については、4月早々の締結を目指して最大限努力する旨事務局から回答。○その他データベース端末について,サブバンク側では特性評価データの入力は、UNIXの端末エミュレータで行っているが使いにくいとの指摘があった。これに対し、ウェブベース化により使用しやすいシステム環境に改善を進めている旨回答。3)平成19年度農業生物資源ジーンバンク事業評価委員会(平成20年3月10日開催)評価委員(五十音順)天野卓東京農業大学農学部教授大久保公策情報・システム研究機構国立遺伝学研究所教授野原宏社団法人日本種苗協会常務理事藤巻宏
本文标题:农业生物资源ー事业
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