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よく使う格助詞の用法一覧格助詞というのは「てにをは」とも言われていますが。日本語の表現文型が文の骨格にあたるとすれば、「てにをは」(格助詞)というのは関節にあたります。助詞の問題で、「あれ?」と思ったら、この一覧表を開いてみてください。「が」の用法1、主語を表す「が」1)「(疑問詞)が~か」文と、その応答「誰が行きますか」「私が行きます」「いつがいいですか」「明日がいいです」「どれがあなたの辞書ですか」「これが私の辞書です」2)存在文や「(~には)~がある」文で、存在する人・物・ことを表す「教室に誰がいましたか」「李さんがいました」「机の上に何がありますか」「本があります」友だちと約束があります。君には君の夢があり、僕には僕の夢がある。3)形容詞文や比較文の中で日本は交通が便利です。「東京とソウルと、どちらが寒いですか」「ソウルの方が寒いです」「クラスで誰が一番背が高いですか」「李さんが一番背が高いです」4)自動詞文・現象文の主語桜の花が咲きました。雨が降っています。先週、ここで交通事故がありました。5)従属句の中の主語これは私が撮った写真です。<名詞句>私が小学二年生だったとき、父は死にました。<とき>仕事が忙しいので、私は旅行に参加できません。<理由>李さんが来たら、これを渡してください。<条件>6)状態を表す「~ている」「~てある」文の中でドアに鍵がかかっています。入り口に警官が立っています。黒板に字が書いてあります。部屋に花が飾ってあります。2、対象を表す「が」1)形容詞文で感情・感覚などの対象を表すあなたは料理が上手ですね。私はスポーツが好きです。彼は英語が得意です。2)希望を表す文で対象を表す私はパソコンが欲しいです。私は水が飲みたいです。今日は焼き肉が食べたいですね。3)可能を表す文で対象を表すあなたは韓国語がわかりますか。あなたは車の運転ができますか。私は中国語が話せます。3、接続助詞の「が」1)逆説に使う「が」彼女は美人だが、性格がつめたい。薬を飲みましたが、熱が下がりません。行きたくないが、行かなければならない。2)前置きや文のつなぎに使う「が」すみませんが、近くにトイレはありませんか。この前の話ですが、どうなりましたか。僕はコーヒーにしますが、あなたは?「の」の用法1、名詞と名詞を結びつける「の」これは李さんの本です。こちらは担任の田中先生です。黒い革の鞄です。ソウルの冬は寒いです。明日の試験は大丈夫ですか。2、名詞の働きをしたり、名詞句を作る「の」「これは誰の本ですか」「私のです」私が買ったのはこれです。私は本を読むのが好きです。子供が遊んでいるのが見えます。友だちが来るのを待っています。3、「~のだ」の形で説明・断定の感情を加える「の」「どうしたんですか」「お腹が痛いんです」休みたいんですが、いいでしょうか。今は忙しいんだ。後にしてくれ。4、名詞句の中で主語を表す「の」私の(・が)住んでいるところは、駅の近くです。君の(・が)探している物は、これですか。桜の(・が)咲く頃、もう一度来たいですね。「を」の用法1、他動詞について動作の目的・対象を表す「を」私は日本語を勉強しています。もう食事をしましたか。李君を呼んできてください。2、移動表現の中で使われる「を」1)離れる場所を表す電車を降ります。毎日7時に家を出ます。大学を卒業したのはいつですか。2)通過する場所を表す鳥は空を飛びます。信号のところを右へ曲がってください。毎朝、近くの公園を散歩します。3)経過する時間を表す夏休みをアメリカで過ごした。ここは私が少年時代を送った懐かしい家です。長い年月を経て、この作品を書き上げた。3、自動詞の使役文の中で使われる「を」彼は冗談を言って、みんなを笑わせた。早く子供を寝させた方がいいですよ。社長は遅くまで社員を働かせた。「に」の用法1、動作の起こる時を表す「に」「学校は何時に始まりますか」「9時に始まります」寝る前に、歯を磨きましょう。夕方までに、この服をクリーニングしてください。2、存在する場所や状態発生地を表す「に」1)存在する場所を表す「李君はどこにいますか」「李君は教室にいます」「郵便局はどこにありますか」「駅の側にあります」「机の上に何がありますか」「本があります」2)動作の目的地・到達地を表す飛行機は成田空港に着いた。船が港に近づいた。みなさん、10時に学校に集まってください。◆鞄に教科書を入れる。黒板に字を書く。荷物はそこに置いておいてください。3)状態発生地を表す道ばたに花が咲いている。私は銀行に勤めています。私はソウルに住んでいます。右に見えるのが、国会議事堂です。3、「~には~がある」文で使われる「に」規則には例外があります。彼女には子供が三人ある。彼には学識(教養・地位・誇り・経験・夢・・・)がある。4、目的を表す「に」海へ釣りに行きます。ジョギングは健康にいいです。成田空港に行くには、新宿からJRが便利です。5、「~に~を~」他動詞文で動作の相手・対象者を表す「に」友だちに電話をかける。恋人に誕生日のプレゼントをあげる。外国の学生に日本語を教えています。◆父に(・から)時計を買ってもらいました。日本の友だちに(・から)日本語を教わる。「誰に(・から)絵を習いましたか」「父に習いました」6、感情発生の理由を表す「に」大きな音に(・で)驚きました。食糧難に(・で)多くの人が苦しんでいる。恥ずかしさに(・で)、顔が真っ赤になった。7、変化の結果を表す「に」春になる。日本語が話せるようになりました。信号が赤から青に変わる。一つのケーキを三つに分ける。8、基準を表す「に」この子は父親に似ています。AはBに等しい。彼女は才能に恵まれている。◆一週間に一度、韓国語を習っています。一度に二つのことはしない方がいい。一日に何時間ぐらい復習をしますか。9、受身文の動作主親に叱られた。僕は先生にほめられました。泥棒にお金を盗られた。10、使役文の動作主母親が子供に薬を飲ませた。私にやらせていただけませんか。部長に歌を歌わせられた。「で」の用法1、動作の行われる場所を表す「で」子供たちが公園で遊んでいる。この川で泳いではいけません。どこで日本語を勉強しましたか。2、手段や方法を表す「で」ボールペンで書いてください。バスで駅まで行きます。多数決で決めましょう。3、材料を表す「で」僕は竹で作った箸がすきです。紙で鶴を折ります。毛糸でセーターを編みます。4、時間・期間・数量や範囲を限定する「で」この仕事なら、一週間でできるでしょう。「それ、いくらで買いましたか」「5000円で買いました」あと二時間で京都に着きます。世界で一番長い川を知っていますか。5、理由を表す「で」地震でビルが倒れた。今日は風邪で休んでいます。事故で電車が止まった。6、根拠を表す「で」声で誰かわかります。成績でクラス分けをする。外見で人を判断してはいけないよ。7、動作が行われているときの状態を表す「で」裸足で歩く。小さな声で笑っている。彼女は一人で暮らしています。「と」の用法1、名詞を並べる「と」机の上にノートと鉛筆が置いてあった。手紙と小包は、昨日送りました。僕と君が代表に選ばれました。2、共同動作の相手を表す「と」友だちと(・といっしょに)旅行に行きます。子供と(・といっしょに)テレビを見ている。休日はいつも家族と(・といっしょに)過ごす。3、動作の対象を表す「と」孫さんと結婚します。友だちと約束をする。家族と相談してから、決めます。◆病気と闘う。円をドルと交換する。4、発言や内容を引用したり、指定する「と」私は李と申します。先生は何とおっしゃっていましたか。今日中にできると思います。君なら必ず成功すると信じている。5、比較の対象を表す「と」私もあなたと同じ考えです。僕は君とは意見が違います。兄と比べると、弟の方が頭がいい。6、接続助詞の「と」右に曲がると駅があります。春になると暖かくなる。父は日曜日になると釣りに行く。「から」の用法1、起点を表す「から」1)時や場所の起点「何時から会議は始まりますか」「10時からです」ここから駅まで歩いて何分ぐらいかかりますか。太陽は東から昇り、西に沈む。2)人を表す語について、動作の主体を表すその話を誰から聞きましたか。父から手紙をもらった。あなたから説明してください。3)抽象的な語について、起点を表す失敗から教訓を学ぶ。心から皆さんを歓迎します。やっと仕事から解放された。4)順序や範囲の始点を表すさあ、何から話し始めましょうか。この映画は子供から大人まで楽しめます。彼は100人の選手から選ばれた代表です。2、原因・出所や判断の根拠を表す「から」足跡から、犯人は男とわかった。服装から判断すると、ちょっとした不注意から事故が起こる。3、原料や構成を表す「から」米から酒を作る。プラスチックは石油から作られる。日本は多くの島からなっています。4、接続助詞「から」もう遅いから、帰りませんか。星が出ているから、明日は晴れるでしょう。寒いですから、窓を閉めてください。「まで」の用法1、時や場所の到達点や範囲を表す「まで」この店は何時までやっていますか。明日までにこの仕事を終わらせてください。東京までの切符をください。2、副助詞「まで」<程度>夢にまで見る。納得がいくまで調べる。子供にまで馬鹿にされた。「へ」の用法1、方向を表す「へ」「どこへ(・に)行くんですか」「新宿へ買い物に」その角を左へ(・に)曲がると、すぐですよ。学校へ(・に)行く途中で、木村さんに会った。2、動作の対象を表す「へ」先生へ(・に)よろしくお伝えください。これは母への(×にの)贈り物です。両親への(×にの)感謝の気持ちを忘れてはいけませんよ。「より」の用法1、比較の基準を表す「より」東京は大阪より人口が多い。紅茶よりコーヒーの方が好きです。今年は去年より寒くなりそうですね。2、時間・空間・範囲の起点を表す「より」(改まった会話で使う)試験は9時より(・から)始めます。ここより(・から)先はA国領です。よく使う格助詞の用法一覧格助詞というのは「てにをは」とも言われていますが。日本語の表現文型が文の骨格にあたるとすれば、「てにをは」(格助詞)というのは関節にあたります。助詞の問題で、「あれ?」と思ったら、この一覧表を開いてみてください。「が」の用法1、主語を表す「が」1)「(疑問詞)が~か」文と、その応答「誰が行きますか」「私が行きます」「いつがいいですか」「明日がいいです」「どれがあなたの辞書ですか」「これが私の辞書です」2)存在文や「(~には)~がある」文で、存在する人・物・ことを表す「教室に誰がいましたか」「李さんがいました」「机の上に何がありますか」「本があります」友だちと約束があります。君には君の夢があり、僕には僕の夢がある。3)形容詞文や比較文の中で日本は交通が便利です。「東京とソウルと、どちらが寒いですか」「ソウルの方が寒いです」「クラスで誰が一番背が高いですか」「李さんが一番背が高いです」4)自動詞文・現象文の主語桜の花が咲きました。雨が降っています。先週、ここで交通事故がありました。5)従属句の中の主語これは私が撮った写真です。<名詞句>私が小学二年生だったとき、父は死にました。<とき>仕事が忙しいので、私は旅行に参加できません。<理由>李さんが来たら、これを渡してください。<条件>6)状態を表す「~ている」「~てある」文の中でドアに鍵がかかっています。入り口に警官が立っています。黒板に字が書いてあります。部屋に花が飾ってあります。2、対象を表す「が」1)形容詞文で感情・感覚などの対象を表すあなたは料理が上手ですね。私はスポーツが好きです。彼は英語が得意です。2)希望を表す文で対象を表す私はパソコンが欲しいです。私は水が飲みたいです。今日は焼き肉が食べたいですね。3)可能を表す文で対象を表すあなたは韓国語がわかりますか。あなたは車の運転ができますか。私は中国語が話せます。3、接続助詞の「が」1)逆説に使う「が」彼女は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