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食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第8回家きん疾病小委員会議事録日時:平成16年7月16日場所:農林水産省消費・安全局第4・5会議室開会○栗本衛生管理課長それでは、定刻になりましたので始めさせていただきます。きょうは、お暑い中御出席いただきましてありがとうございます。消費・安全局長あいさつ○栗本衛生管理課長初めに、開会に当たりまして中川消費・安全局長からごあいさつを申し上げます。○中川消費・安全局長一言、簡単にごあいさつを申し上げます。お忙しいところお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。この家きん疾病小委員会は本当に回数を重ねていただいておりまして、きょうは第8回目でございます。前回は6月9日でありましたけれども、その後、6月30日には、本小委員会の委員でもいらっしゃいます寺門委員が座長していただいております感染経路の究明チームの方で報告書のおとりまとめをいただきまして、きょうはその報告もいただきたいと思いますけれども、この中では感染経路についての一定の見解が示されるだけではなくて、そういったことも踏まえまして、今後、鳥インフルエンザの対策としてとるべき点、いろいろと大変貴重な御意見もいただいております。こういったものをよく踏まえまして、私ども的確な防疫対応、発生予防に努めてまいりたいと思っております。東アジアあるいは東南アジア等で、一時この鳥インフルエンザの発生が下火になっておりましたけれども、最近では中国、タイ、ベトナムでまた再発の報道がなされております。私どもとしましても常に情報収集に努めながら、我が国への侵入防止という点で努力していかなければいけないなと改めて気を引き締める思いでいるところでございます。本日は、この感染経路究明チームの報告書の問題、それから、従来、防疫マニュアルという形でいろいろと御助言もいただいておりましたけれども、これを家伝法に基づく特定家畜伝染病の防疫指針ということで、いわば格上げして、より完璧なものをつくるための御議論もいただきたいと思っております。それから、鳥インフルエンザに関するワクチンにつきまして、これは前回も御議論いただきましたけれども、その後関係の業界の方々、あるいは都道府県、獣医師の先生方などの御意見も伺ってきております。そういったことも含めてきょうは御報告申し上げますので、この場でまた議論を尽くしていただきたいと思います。引き続きよろしく御指導いただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。○栗本衛生管理課長それでは、議事運営を喜田委員長、よろしくお願いいたします。○喜田小委員長本日の委員会におきましては、1番は「高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームの報告書の概要について」、2番目は「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針(案)について」、3番目は「ワクチンの使用方針について」を主に議論していただくこととします。そして、その他として「家きん・家きん肉等の輸入条件の見直しについて」、それから「家畜伝染病予防法第52条に基づく報告徴求について」提案をいただきまして、3番目に、カナダ及びオランダにおける高病原性鳥インフルエンザの防疫対応、特に鶏の殺処分方法及び死体の処理方法について御紹介いただくこととなっております。それではまず、委員の出欠状況についてと配付資料の確認をお願いいたします。○栗本衛生管理課長本日は、8名の委員のうち藤田委員を除く7名の先生に御出席いただいております。藤田委員からは事前に御欠席である旨の御連絡をいただいております。配付資料につきましては、1冊にまとめてあります第8回家きん疾病小委員会という資料、これの中に資料の1から資料8-2までつづらせていただいております。そのほかに委員の先生のお手元には、プレスリリースの関係と、もう一つワクチンの使用についての細かい資料をお配りしております。よろしいでしょうか。○喜田小委員長ただいま事務局から配付資料の確認がございましたが、本日の委員会はできれば15時30分、16時前には必ず終了したいと考えておりますので、御了承願います。高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム報告書について○喜田小委員長これから議事に入ります。まず、1の「高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームの報告書について」でございますが、事務局から報告があるとのことですので説明をお願いします。○衛生管理課生産安全班の杉崎でございます。それでは、報告書について説明をいたします。まず、資料3でございます。「高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームの報告書の概要について」という資料でございます。もう一つ、1冊に閉じたものが入っていると思いますが、これが6月30日に出させていただきました最終報告書の全文でございます。70ページにわたる資料です。この概要が資料3です。まず経緯です。簡単に説明しますと、3月29日に専門家の先生方からなる「高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム」を設置しまして、5月、6月にそれぞれ検討会を開催して、とりまとめを行った次第です。検討委員は、きょうお見えになっている寺門委員に座長になっていただいて、ウイルスの専門家として鳥取大学の伊藤先生と、動物衛生研究所の塚本先生、野鳥の専門家として金井先生と米田先生、あと現地の方からそれぞれの発生府県の担当が3名、それと疫学の専門として動物衛生研究所の筒井委員、こういったメンバーでつくりました。報告書の構成ですが、第1章が発生の概要、4ページに参りまして、第2章でそれぞれの府県が調べた疫学調査の状況、第3章にウイルスの性状、第4章、5章で野鳥におけるウイルスの保有状況とか野鳥に関する調査、最後に、総合的考察という形になっております。ここに総合的考察の部分を抜粋して若干簡略にしたものが、「報告書における総合的考察の概要」という部分でございます。ざっと説明しますと、まず感染経路についてですが、発生農場の飼養形態は、この最後の行で、その規模、飼養方法が、3府県4カ所で発生があったわけですけれども、飼養方法が大きく異なっておって、相互に関連性が認められないということです。発生地域の特徴としては、3行目からですが、発生地はそれぞれ山間部にあって、特に山口の発生農場や京都の発生農場は集落から離れた最も奥まったところに位置して、近隣に水きん類が生息する池や水辺が存在しています。一方、大分については、発生は民家でございます。趣味で飼っているチャボに感染があって、同居したアヒル共々殺処分という形になったわけです。そこは山間部の集落の中にあるけれども、山が迫ったところにあるというところで共通するけれども、周辺の環境は異なっていたということです。分離されたウイルスとの特徴については、次の5ページに行きますと、山口、大分、京都の発生場所で分離されたウイルスの遺伝子を解析した結果、これらの株は相互に相同性が非常に高いけれども、塩基配列に若干違いがあり、同一起源ではあるが、比較的近い時期に分化した異なるウイルス株であるということを示していました。したがって、これらの発生は、それぞれ別の感染源による独立した発生であった可能性がウイルスの解析では言えるということです。また、京都における4例目の発生農場で分離されたウイルス株は、3例目の農場と同じであったので、4例目は3例目から明らかに感染した、横に感染したのではないかということでございます。いずれの株も韓国で分離されたウイルス株と高い相同性が認められております。分離されたウイルスの病原性について、これは動物衛生研究所と北海道大学の仕事でございますけれども、鶏に対しては非常に強い病原性を示して、全身で高い増殖性を示し、特徴的な臨床症状を示さずに突然死する鶏もあったということです。カラスへの感染試験もやられております。これは京都等で死亡したカラスからウイルスが分離されたことを踏まえ、カラスにどれだけの感染性があるかを調べる目的で、動物衛生研究所においてやられている実験です。4羽に実験で接種したんですけれども、元気で、抗体は検出されたので感染は成立したものと考えられますけれども、死ななかったということです。カラスは本ウイルスに対する感受性はそれほど高くなく、感染しても耐過するものが多い可能性があるということがこれで分かっております。カモの感染試験では、全身臓器からウイルスが回収されましたが、発症・死亡することなく耐過して、本ウイルスのキャリアとなり、感染源となる可能性があるということが示唆されております。また、セキセイインコ、ムクドリでも感染が成立し、特にセキセイインコでは致死性が高いと考えられております。スズメにも感染試験をやりましたけれども、これでも脳や呼吸器から高濃度のウイルスが回収され、高い死亡率が確認されております。哺乳類では、マウスの感染試験で8割近くが死亡しております。ただ、糞からは検出されておりませんので、マウスの実験を見る限りは、ネズミから糞を介した伝播というのは起こりにくいのかなということがここで言われております。また、ミニ豚では感染が成立しなかったということです。ウイルスの伝播力でございますが、下から2行目です。今回発生したウイルスの特徴として、人や物の動きによって急速に農場間で伝播していくものではなく、一定量のウイルスに鶏が曝露されなければ新たな農場への伝播は起こりにくい、病原性は強いけれども、伝播力がさほど強くない面もあったということがここで言われております。次に6ページに参ります。低病原性ウイルス株が高病原性に変異した可能性は、①、②、③、④の事象があって、国内で低病原性の鳥インフルエンザウイルスが高病原性に変異したとは、今回の発生、感染の株についてはそういったものではないだろうということを結論づけております。海外からの侵入の可能性と感染経路です。発生農家の疫学関連調査で韓国等の鳥インルエンザ発生国と直接関係する人や物の出入りが確認されておりません。こういった発生地域の疫学的な調査を見る限り、海外から人や物を介して農場に持ち込まれたウイルスがそれぞれ3カ所あるわけですが、それがそういった海外からの物、人で運ばれたということは言いづらいということです。一方で、海外の発生地域である、朝鮮半島の方から水きん類を始めとした渡り鳥が飛来することが言われております。カモ類はこのウイルスに対する抵抗性が強くて、ウイルスを糞中に排出するキャリアとなることが知られております。ウイルスは冬場ではかなりの間生存すると言われておりまして、そういったことを考えれば、やはりこういった渡り鳥が運んできたのかなということが考えられるということでございます。山口、大分、京都はいずれも水きん類が飛来する河川や池などが近くで確認されておりまして、以上を考慮すると、朝鮮半島の方から渡り鳥によってウイルスが持ち込まれた可能性があるのではないかという結論づけをしております。農場への侵入はどうなっているのかといいますと、一般にカモなどの水きん類というのは、直接鶏舎に入ってくることは考えられない、考えづらい、警戒心が強いので、直接鶏舎に飛んで来ることはまずないと言われております。ですから、どこかでカモからほかの鶏舎内に入り得る動物に感染が成立して、それがその鶏舎に運んだのではないかということから、その経路はどうかということでございますが、カモ類では腸管でウイルスが増殖し、その排泄物に大量のウイルスが含まれていることが知られていることから、そのカモなどの渡り鳥の糞が感染源となり、付近に生息する留鳥、ネズミ等の動物などの媒介で、鶏舎にウイルスが持ち込まれた可能性が考えられる。アに入りまして、その留鳥は何かというと、7ページに行きます。糞中のウイルスに汚染された水を介して留鳥が感染した場合、鶏舎内に侵入して、鶏の感染を引き起こすことは考えられます。山口の鶏舎では、カラス、ハト、ネズミ、セキレイ、京都ではスズメ、そういったのが鶏舎内で確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