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栃木県環境森林部地球温暖化対策課環境学習教材環境にやさしい潤いのあるふるさと“とちぎ”第2版(平成20年3月改定)もくじ1生活環境①大気環境②水環境③土壌環境④地盤環境⑤騒音⑥振動⑦悪臭⑧化学物質⑨廃棄物・リサイクル2自然環境①森林・農地②河川・湖沼③野生生物④自然景観・自然公園・自然とのふれあい3快適環境①身近な緑②歴史的・文化的環境③都市景観4地球環境①地球温暖化②オゾン層の破壊③酸性雨④森林の減少⑤野生生物の種の減少⑥砂漠化⑦海洋汚染⑧有害廃棄物の越境移動⑨開発途上国における環境問題Ⅰ栃木県の環境の現状について1環境への負荷の少ない循環型社会づくり2人と自然が共生する潤いある地域づくり3地球環境の保全に貢献する社会づくり4環境保全活動への積極的な参加5共通的基盤的施策の展開Ⅱ環境施策(栃木県環境基本計画)Ⅰとちぎを取り巻くさまざまな環境問題大量生産、大量消費、大量廃棄型社会による環境への大きな負荷により、都市・生活型の環境問題が発生している。地球環境快適環境自然環境生活環境化学物質廃棄物・リサイクル大気汚染水質汚濁地盤沈下騒音振動悪臭土壌汚染大気汚染地盤沈下土壌汚染水質汚濁悪臭振動騒音1生活環境大量生産・大量消費・大量廃棄社会環境への大きな負荷大気汚染物質は、①工場など固定発生源からのばい煙②自動車など移動発生源からの排気ガス③火山の噴火などの自然発生源などから発生します。地球環境快適環境自然環境生活環境①大気環境大気環境を保全するため、人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準を設定地球環境快適環境自然環境生活環境・光化学オキシダントは未達成・その他の8物質は、すべての測定局で環境基準達成(平成18年度)大気汚染の環境基準物質名特徴二酸化窒素物の燃焼の際、空気及び燃焼中の窒素から発生。肺に害を与える。二酸化硫黄燃焼の際、燃料中の硫黄から発生。ぜんそく等の原因になる。光化学オキシダント大気中の窒素酸化物や揮発性有機化合物(炭化水素等)が、紫外線による化学反応を起こして発生する。光化学スモッグの原因となる。浮遊粒子状物質大気中に長時間浮遊し、気道や肺に害を与える。ベンゼン化学工業製品の合成顔料などとして使われているほか、ガソリンにも含まれている。発がん性を有することが認められている。※この他、一酸化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン■「環境基本法」に基づく環境基準9物質物の燃焼の際、空気及び燃料中の窒素から発生。肺に害を与える。地球環境快適環境自然環境生活環境環境基準:日平均値0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内またはそれ以下二酸化窒素減少傾向燃料中の硫黄から発生。ぜんそく等の原因となる。地球環境快適環境自然環境生活環境環境基準:日平均値0.04ppm以下二酸化硫黄減少傾向大気中の窒素酸化物や揮発性有機化合物(炭化水素等)が紫外線による化学反応を起こして発生。光化学スモッグの原因になる。地球環境快適環境自然環境生活環境環境基準:1時間値0.06ppm光化学オキシダント環境基準未達成地球環境快適環境自然環境生活環境環境基準:1時間値0.06ppm光化学オキシダント(月別)夏の時期に濃度が高い環境基準自動車や工場・事業場などから排出される排出ガス中の窒素酸化物や揮発性有機化合物(炭化水素等)が、太陽の紫外線と光化学反応を起こすことにより発生します。地球環境快適環境自然環境生活環境光化学スモッグ地球環境快適環境自然環境生活環境光化学スモッグ注意報大気中に長時間浮遊し、気道や肺に害を与える。環境基準:日平均値0.10mg/㎥地球環境快適環境自然環境生活環境浮遊粒子状物質改善傾向化学工業製品の合成原料などとして使われているほか、ガソリンにも含まれている。発がん性を有することが認められている。地球環境快適環境自然環境生活環境環境基準:年平均値が3μg/㎥以下ベンゼン地球環境快適環境自然環境生活環境河川の水質湖沼の水質地下水の水質②水環境水質汚濁富栄養化地下浸透能力低下湧水の枯渇地球環境快適環境自然環境生活環境長期的に環境基準達成度は改善されている河川の水質水質悪化の原因は工場排水や家庭からの生活排水など平成18年度の環境基準の達成状況○健康項目はすべての地点で基準を達成○生活項目のうち、BOD(生物化学的酸素要求量)の県全体の達成率は94%河川水質の環境基準○人の健康の保護に関する基準(健康項目)○生活環境の保全に関する基準(生活環境項目)湯の湖はCODについて昭和50年代から環境基準を達成。中禅寺湖は、富栄養化の進行が懸念されている。地球環境快適環境自然環境生活環境全りん(mg/ℓ)0.0250.0200.0150.0100.0050透明度(m)2520151050湖沼の水質利用目的・使用用途を考慮し、環境基準を設定。人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準(環境基準)としてカドミウム、鉛など27項目が定められている。地球環境快適環境自然環境生活環境地下水の水質昭和60年度に地下水汚染地区を確認。平成19年3月までに140地区の汚染が確認された。→うち59地区は終息。●農用地地球環境快適環境自然環境生活環境人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持することが望ましい基準(環境基準)として、カドミウム・鉛など27項目が定められている。③土壌環境●市街地等調査項目(カドミウム、鉛、六価クロム、ひ素、総水銀、セレン)はすべて基準値以内であり、土壌汚染は見られなかった。法律で定められている特定有害物質(銅及びひ素)は基準値以内であり、土壌汚染は見られなかった。野木町足利市小山市藤岡町佐野市岩舟町大平町県南地域の平野部は、過剰な地下水汲み上げに対し地盤沈下が起こりやすい地質となっている。地名沈下量(H18)累計(1977~)野木町-1.03-77.03藤岡町-0.59-64.80小山市-0.25-52.89地球環境快適環境自然環境生活環境◆野木町の地盤沈下◆全国的に見ても有数の地盤沈下地帯とされる。平成8年度の調査では、沈下量全国1位を記録。拡大部分野木町周辺を中心に県南部で沈下量が大きい④地盤環境地下水の取水に伴い、地中内の粘土層等が収縮することにより生じる。地球環境快適環境自然環境生活環境地盤沈下のしくみ収縮した地盤は降雨などによりある程度は膨張(回復)するが、完全には戻らない。渇水の年に沈下面積が大きくなる。地球環境快適環境自然環境生活環境沈下面積年間降雨量5月~8月の降水量地盤沈下と降水量の関係地球環境快適環境自然環境生活環境⑤騒音%環境基準→地域の類型や時間帯によって区分平成18年度の環境基準の達成状況○一般地域→38地点中30地点(78.9%)で昼夜とも環境基準を達成○道路に面する地域(県内249区間、道路延長544km)→住居36,756戸のうち31,809戸(86.5%)で環境基準を達成⑥振動⑦悪臭道路交通振動主要国道・県道の沿道13地点で測定した結果、すべて要請限度を下回る新幹線鉄道振動沿線7地点で測定したところ、指針値を超えた地点無し感覚公害。苦情発生件数は近年急激に増加傾向にある。地球環境快適環境自然環境生活環境⑦悪臭⑥振動地球環境快適環境自然環境生活環境公害苦情件数総件数1,724件化学物質・・・二面性があるPRTR制度(1年間の排出量・移動量の届出を義務化)地球環境快適環境自然環境生活環境⑧化学物質対策化学物質の排出量や廃棄物としての移動量を公表する制度。事業者に対して排出抑制を促すとともに、県民の意識啓発にも有用である。事業者PRTR届出国集計公表■リスク(人の健康や生態系にかかわる部分)■有用性(生活を便利に快適にする部分)洗剤化粧品食品農薬塗料年平均値は減少傾向。平成18年度については水質(河川)2地点で環境基準を超過していたが、それ以外はすべて環境基準を満たしていた。なお、環境基準を超過した2地点について追跡調査を行った結果、環境基準を下回っていた。※調査対象:大気16地点河川56地点地下水36地点水底の底質31地点土壌29地点地球環境快適環境自然環境生活環境ダイオキシン類「ダイオキシン類対策特別措置法」により、大気、水質などについて環境基準が定められている。◇環境基準が定められている媒体水質(河川・地下水)大気水底の底質土壌減少傾向地球環境快適環境自然環境生活環境廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物に分けることができる。廃棄物家庭ごみ特別管理一般廃棄物し尿(浄化槽汚泥を含む)一般廃棄物=産業廃棄物以外一般ごみ(可燃、不燃など)粗大ごみごみ事業系ごみ産業廃棄物事業活動に伴って生じた廃棄物のうち法令で定められたもの特別管理産業廃棄物例)汚泥、廃油、がれき類など⑨廃棄物とリサイクル地球環境快適環境自然環境生活環境一般廃棄物の処理状況(17年度)ごみの総排出量78.7万t集団回収量3.2万t市町村処理量75.5万t直接資源化量4.1万t直接最終処分量0.02万t中間処理量71.4万t処理残渣量15.2万t減量化量56.2万t処理後再生利用量6.6万t処理後最終処分量8.5万t最終処分量8.6万t総資源化量13.9万t再生利用率17.7%最終処分率10.9%71.4%ごみ処理の状況※自家処理量1.2万t総排出量・最終処分率・再生利用率はここ数年横ばいの状況。地球環境快適環境自然環境生活環境一般廃棄物の総排出量・最終処分率・再生利用率工場、事業場等から排出された産業廃棄物の量は、増加傾向(農業、鉱業からの排出量を除く)。中間処理などによって約9割を超える量が減量化や資源化。地球環境快適環境自然環境生活環境産業廃棄物の総排出量・最終処分率・再生利用率廃棄物による環境への負荷を低減するため、国では3R(Reduce、Reuse、Recycle)を推進。地球環境快適環境自然環境生活環境リサイクル(Recycle)リユース(Reuse)リデュース(Reduce)ごみを出さない再び使う資源として再生利用する消費・使用適正処分再生利用再使用発生抑制3Rのイメージ3Rとは廃棄地球環境快適環境自然環境生活環境環境基本法循環型社会形成推進基本法廃棄物処理法資源有効利用促進法容器包装リサイクル法家電リサイクル法食品リサイクル法建設リサイクル法自動車リサイクル法グリーン購入法ごみの発生抑制と適正なリサイクルや処分を確保ごみの発生抑制、リユース、リサイクルを促進容器包装の製造・利用事業者などに、分別収集された容器包装のリサイクルを義務づけ家電製品の製造・販売事業者などに、廃家電製品の回収・リサイクルを義務づけ食品の製造・販売事業者、レストランなどに食品残さの発生抑制やリサイクルなどを義務づけ建設工事の発注者などに、建築物などの分別解体や特定建設資材廃棄物のリサイクルなどを義務づけ自動車製造業者などに、廃自動車のフロン類の回収・破壊並びにエアバック類及びシュレッダーダストのリサイクルを義務づけ国等が率先して再生品などの調達を推進リサイクル関連法の整備地球環境快適環境自然環境生活環境容器包装リサイクル法に基づく分別収集量自然環境に関する主な観点としては、森林・農地、河川、野生生物、自然公園等が挙げられます。地球環境快適環境自然環境生活環境多様な生態系の保全と再生人と野生鳥獣との共存自然とのふれあい豊かなとちぎの自然②河川・湖沼①森林・農地③野生生物④自然景観・自然公園自然とのふれあい2自然環境①森林・農地本県の森林面積は県土の55%を占める。森林面積約35万ha民有人工林約12万ha34%民有天然林約10万ha29%国有天然林約9万ha26%国有人工林約4万ha11%国有林国が森林所有者である森林民有林国有林以外の森林(個人、企業、地方公共団体などが所有する森林)人工林人が種をまいたり木を植えて育てている森林天然林まわりの木から落ちたり、動物が運んできた種が芽を出し、そのまま育った森林県内の森林の主な樹種県内民有林の6割が針葉樹、4割が広葉樹その他葉のかたちや実・花スギヒ
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